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graffti

017

 

我が家が初めて飼ったアイリッシュセターのロレンス。とても落ち着きがなく、年中ソワソワしてるなんとも騒々しい犬でした。

ロレンスとはいろいろなところに行きました。北は北海道の知床。南は九州熊本。結局僕らとロレンスはこの写真(ここは北海道知床のカムイワッカの滝の周辺です)の5年後にすべてをリセットして東京から九州へ。

 

紆余曲折を経て今はこの写真から11年を経ています。写真のロレンスは一昨年星になり、その代わりに捨て犬の二匹が我が家の家族になりました。

 

【犬の遺言】という名でこんな詩があります。

 

人間は死ぬとき
遺言を書いて、
愛する人に全てを残すという

ボクにもそういう事ができるなら
こう書くよ

可哀想なひとりぼっちの野良犬に
ボクの幸せなお家を譲ります

ボクのフードボールや豪華なボクのベットも
柔らかい枕もオモチャも
大好きな(飼い主の)膝の上も
ボクを優しく撫でてくれるその手も
優しい声も
今までボクが占領していたあの人(飼い主)の心も
あの人(飼い主)の愛も・・・
ボクに穏やかな最後を過ごさせてくれたその場所を
ボクをギュッと抱きしめてくれたそのぬくもりも

ボクが死んだら「こんなに悲しい気持ちになりたくないから、もう2度とペットとは暮らさない。」って言わないで
その代わりに、寂しくて、誰も愛してくれる人がいない犬を選んで
ボクの場所をその子にあげてちょうだい

それがボクの遺産だよ
ボクが残す愛・・・それがボク与えられる全てだから。

 

ロレンス、君の遺言どおりに我が家に迷い込んできた野良犬はお前のフードボールで毎日ご飯を食べてるよ。毎日山で遊び、毎日笑ってるよ。とても可愛い仔だよ。

でもロレンス。いやローリー。ホントは僕はお前に会いたいんだ。

 

蠅の王

013

 

FIKAの周囲は国定公園の原野が広がっています。原野の大部分は牧野(ぼくや)になっていて、牛たちの「放牧地」とその餌となる牧草を育てるための「採草地」に分かれています。春先は牧草の芽吹きに合わせて採草地に牛の糞を養分として撒きます。

上のセッター犬はどうやらこの牛糞の匂いが大好きなようで、時々全身に塗りたくって帰ってきます。なぜか人間がとても忙しい時に限って・・・

犬は本能的に自分の匂いを消すために他の動物の匂いを自分に付ける習性があります(猟をするとき自分の犬としての匂いが邪魔になります)。これは本能なので怒ってもしようがないし、本犬も「またやっちゃいました」って顔で帰ってくるので可愛いいものです。でも寒い日は洗うと風邪をひかせてしまうので、暖かい日にして欲しいですね。

と、言いつつも

011

 

今日は久しぶりに雪が舞っています。でも今年は雪が全く降らない冬です。

FIKAは私道のほとんどが坂道のため、雪が降るとこれまた大ごとです。なにせ300mの私道をせっせと雪かきしないと山に閉じ込められてしまいます。気温の低いサラサラの雪なら問題ないのですが、ちょっと暖かい雪が降るともうベチャベチャ。トンボで押すことも出来なくなってしまいます。

真冬の重労働から解放されるだけいいのかもしれませんが、上のような景色を見れなくなるのもちょっと寂しいものがあります。

 

でもやっぱり雪かきはパスしたいです。齢ですね。

新しい仲間

0021

 

去年の夏からFIKAの新しい仲間に加わったビーグルです。

彼は昨年の夏に原野に捨てられていたのを保護した子です。元気いっぱいのビーグル犬ーは毎日我が家の裏山や原野をもう一匹の捨て犬セッターと共に駆け巡っています。

この周辺は捨て犬が多い地域です。ほとんどが歳を取ったり体に障害がある猟犬ばかりです。たぶんみな口減らしで捨てられるのでしょう。猟が出来ないからって 捨てるなんて人間としてどうかと思いますが、FIKAがいくら思ったところで状況は一向に改善されません。猟銃の所持の管理と共に猟犬の所持の管理も一緒 にやって欲しいです。

でも犬を平気で捨てる人間は狡賢いのでいろいろな抜け道を作るんでしょうが。