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Archive for 3月, 2013

冬菇

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FIKAの椎茸畑でも椎茸が出来はじめました。今年は暖かい冬だったため多少収穫時期が例年より早くなっているようです。

 

上の椎茸は「菊花冬菇(きっかどんこ)」もしくは「天白冬菇(てんぱくどんこ)」と呼ばれ最高級品の椎茸となります。

FIKAの椎茸山は多少乾燥した条件なので、あまり急激に大きくなることが無いかわりにこのように天白が出やすい条件になっています。収量をとるか、品質をとるか、悩ましい問題です。

そして春の暖かい雨と同時に今度は「春菇(はるこ)」が出来はじめます。「春菇」は秋に出来る「秋菇」よりも香りが強く、市場でもよい値段が付く椎茸です。

このあたりは寒冷地なので出来はじめは遅いのですが、収穫シーズンが温暖な平地よりも約一か月遅くまで取れるのが特徴です。ちなみに5月の収穫ものは藤が咲く季節なので「藤菇(ふじこ)」と呼ばれます。

晴れの日に採れる椎茸を「日和菇(ひよりこ)」。雨の日に採れる椎茸を「雨菇(あまこ)」と呼び、なんとも趣のある呼称ですよね。

 

蠅の王

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FIKAの周囲は国定公園の原野が広がっています。原野の大部分は牧野(ぼくや)になっていて、牛たちの「放牧地」とその餌となる牧草を育てるための「採草地」に分かれています。春先は牧草の芽吹きに合わせて採草地に牛の糞を養分として撒きます。

上のセッター犬はどうやらこの牛糞の匂いが大好きなようで、時々全身に塗りたくって帰ってきます。なぜか人間がとても忙しい時に限って・・・

犬は本能的に自分の匂いを消すために他の動物の匂いを自分に付ける習性があります(猟をするとき自分の犬としての匂いが邪魔になります)。これは本能なので怒ってもしようがないし、本犬も「またやっちゃいました」って顔で帰ってくるので可愛いいものです。でも寒い日は洗うと風邪をひかせてしまうので、暖かい日にして欲しいですね。