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Posts by: ののか

冬将軍

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やっと産山村に冬将軍が戻ってきました。

 

雪こそ降らないですが、冷たい冷たい北風がビュービュー吹いています。犬達も寒そう。来週からFIKAは椎茸の原木の仕込み作業で山に入ります。今年も怪我なく過ごしたいものです。

 

さて今年は一人ぼっちの山かな?と思いきや、僕の師匠のSさんがComeBackです。Sさんは一足先に山に入っているので、だいぶ進んでいるのでしょう。林内車のウィンチ操作が一人じゃなぁ・・・って思っていたからよかったです!

数の深層

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山で仕事をしていると気づく事があります。偶数と奇数というものです。

 

たとえば上の写真の杭を1本地面にさします。物理的に1本の杭だと安定はしません。

では2本ではどうでしょう?2本を直線上に斜めに刺して頭の部分同士を紐で括り付けてみます。すると直線と並行方向には強くなりましたが、直角方向に押すと倒れてしまいます。

では3本。3本を架空の円の円周上に均等間隔に斜めに指して頭の部分同士を括り付けます。非常に安定しました。では同じく4本を。ある程度安定はしますが3本ほどではありません。

 

FIKAは山での作業中にハタと気づきました。偶数と奇数にはそれぞれ性格があるのではないか?

色々考察した結果、奇数は静的で内に向かう力に強く、偶数は動的で外に向かう力に強い性質があることに気づきました。たとえば三輪車。これに乗ったことがある人はわかると思いますが、三輪車は直進性はいいですがカーブを曲がりにくい乗り物です。ではタイヤが偶数のバイクや車はどうでしょう?動いている時の回転性も安定性も明らかに奇数の三輪車より向上しています。

山で椎茸の原木を組む時の最初の取っ掛かりの組み方を奇数にしてみます。つまり3本脚で組んでみます。これはとても安定しています。何があっても倒れません。では偶数の4本にしてみます。一見強そうですが押すとグラグラと動いてしまいます。半年もしたら自然と崩れてしまうでしょう。

 

つまり数にはそれぞれ性質があってそれに見合った使い方をするととても効率が良いということです。東洋の思想に陰陽というものがあります。陰とは偶数です。陽は奇数です。こんな百姓仕事にも陰陽が絡んでいるのは面白いものですね。

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今年は産山村には雪がほとんど降りません。雪かきしないでいいのですが、なんだか調子が狂います。

九州以外は軒並み豪雪と暴風に見舞われていますが、ここMatittoFikaのある阿蘇産山村は毎日穏やかな日が続いています。

雨氷

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これは先日のFIKAでの風景です。4年ぶりの雨氷を見ることが出来ました。これはとても特殊な気象条件でみられるもので、樹氷とは違い木々に透明な氷が付く現象です。ちなみに樹氷は白い雪の塊が付く現象です。

みなさんも運が良ければ見れるかもしれませんよ。これも冬の阿蘇の魅力の一つです。

新しい仲間

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去年の夏からFIKAの新しい仲間に加わったビーグルです。

彼は昨年の夏に原野に捨てられていたのを保護した子です。元気いっぱいのビーグル犬ーは毎日我が家の裏山や原野をもう一匹の捨て犬セッターと共に駆け巡っています。

この周辺は捨て犬が多い地域です。ほとんどが歳を取ったり体に障害がある猟犬ばかりです。たぶんみな口減らしで捨てられるのでしょう。猟が出来ないからって 捨てるなんて人間としてどうかと思いますが、FIKAがいくら思ったところで状況は一向に改善されません。猟銃の所持の管理と共に猟犬の所持の管理も一緒 にやって欲しいです。

でも犬を平気で捨てる人間は狡賢いのでいろいろな抜け道を作るんでしょうが。

FIKA

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マチットフィーカ、フィーカデコ、ヴィレッジの3事業を一つに統合してFIKAとしました。これによってWebSiteもリニューアルいたしました。

なお、マチットフィーカはweb予約も始めました。料金・ご予約からどうぞお申し込みください。

これからも皆さまのご愛顧宜しくお願い致します。